アウトドアが好きなカップルや型にはまらないユニークな結婚式を望む方のなかには「BBQウエディングをやってみたい」と考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際に結婚式でBBQを取り入れるとなると、準備や進行、服装など、気になる点がいくつか出てきます。
そこでこの記事では、BBQウエディングについて、取り入れ方や注意点などを詳しく紹介します。
自然の中でゲストとともにおいしいお肉を堪能し、和気あいあいと過ごす結婚式を行いたい方は、ぜひ参考にしてください。
結婚式でBBQはあり?なし?
結婚式にBBQを取り入れるのは、ユニークで記憶に残るアイデアです。
ただし、一般的な結婚式では珍しい催し物となるため、しっかりとした事前の周知とゲストへの配慮が欠かせません。
実際に、20代〜60代の男女200名に対して行ったアンケート調査によれば、「結婚式でBBQするのはあり?なし?」に対して「あり」と回答した人が48人(24%)、「なし」と回答した人が122人(61%)、「どちらでも良い」と回答した人が30人(15%)となっています。
「なし」と回答した方の主な意見は、以下の通りです。
「なし」と回答した方の主な意見は、以下の通りです。
- 正装にニオイや汚れが付くのが気になる
- 結婚式のフォーマルな雰囲気にBBQは合わない
- 参列者が直接焼くスタイルだと気疲れする
一方で「あり」と回答した方のなかには、このような意見を持っている方もいらっしゃいました。
- みんなでワイワイ楽しめて和気あいあいとした雰囲気が楽しそう
- ほかにはない新しい形の結婚式として斬新で魅力的
特に「服装にニオイがついてしまう」といった懸念の声が多いなか、「服装に配慮したドレスコードや事前周知があれば問題ない」という意見も見受けられました。
そのため、結婚式でBBQを行う場合には、ゲストに配慮した取り組みがポイントです。
たとえば、カジュアルな服装の推奨や屋外で煙がこもらない環境作り、スタッフによる料理の提供などを検討すると良いでしょう。
BBQならではの楽しさと結婚式らしい心配りを両立させれば、ゲストにとっても新郎新婦にとっても思い出深い一日になるはずです。
結婚式でBBQって可能?やるとしたらどうやるの?
結論として、結婚式でBBQを行うことは十分可能です。
最近では結婚式のスタイルが多様化し、BBQをテーマにした「BBQウエディング」も珍しくありません。
ただし、その取り入れ方は結婚式場やプランによって異なり、本格的にBBQを楽しむ形式から、コース料理の一部として取り入れるスタイルまでさまざまです。
また、BBQウエディングがゲストに喜ばれるかどうかは、世代や関係性、価値観によって異なります。
たとえば、カジュアルな雰囲気が好きなゲストには好評ですが、形式を重んじる方には不向きな場合もあります。
そのため、どのようなスタイルにするかは参加するゲストを思い浮かべながら慎重に検討することが大切です。
そこで、まずは結婚式で実現できるさまざまなBBQスタイルを紹介します。
BBQスタイルでの結婚式
アウトドア好きな新郎新婦におすすめなのが、本格的なBBQの食事を提供する結婚式のスタイルです。
屋外のガーデンやテラスを会場に、ドレスコードを設けないカジュアルな会費制パーティー形式で行うのが一般的。
形式にとらわれず、自然に囲まれたリラックスした雰囲気のなかで、ゲストに焼きたての料理を楽しんでもらえます!
この形式のメリットは、予算を抑えられるだけでなく、音楽ライブやスポーツを取り入れるなど、自由な演出が可能なことです。
新郎新婦のアウトドア志向に理解のある方々や一緒にアウトドアを楽しんでいる仲間たちといったゲストが多い場合は、本格的なBBQスタイルでの結婚式を計画すると良いでしょう。
自分たちで焼く
日ごろからアウトドアやBBQを好み、手順にも慣れている新郎新婦なら、自分たちで食材を焼くスタイルがおすすめです。
自らの手でちょうど良い加減に焼いたお肉や野菜をゲストにふるまいつつ、会話したり感謝を伝えたり、ゲストと近い距離で楽しい時間を共有できます!
ただし、自分たちで焼くスタイルをとる場合、着用する服装には注意する必要があります。
BBQの最中に汚れやニオイの付着を避けることは難しいため、ウエディングドレスやタキシードはカジュアルなタイプが無難です。
活動のしやすさも考慮して、丈や袖の短いウエディングドレスやワンピース、カジュアルスーツなどを着用するのもおすすめです!
会場スタッフが焼く
本格的なBBQスタイルでも、調理に関する作業を会場スタッフに任せる方法もあります。
会場スタッフが食材を焼いたり、取り分けたりしてくれるので、新郎新婦もゲストとともに落ち着いておいしい食事を満喫することが可能です。
自分たちで焼き加減や火の具合を見なくても良いぶん、一人ひとりのゲストとゆっくり会話する時間も取りやすいでしょう。
また、会場スタッフに焼いてもらうスタイルの場合は、そこまで服装に注意する必要がありません。
配置などに気を付ければ、汚れやニオイも付着しにくいので、好みのデザインのウエディングドレスやタキシードを着て結婚式に臨むことができます。
「本格的なBBQを取り入れたいけれど、やっぱり結婚式の衣装にもこだわりたい」という方におすすめです!
結婚式の演出の1つとしてBBQ
結婚式のプログラムの中で演出の一つとしてBBQを行うスタイルもあります!
基本的な結婚式の流れは押さえながら、その間でBBQタイムを設ければ、印象深い演出としてゲストにも特別な時間を楽しんでもらえます♪
BBQの演出の仕方は、さまざまなスタイルが考えられます。
たとえば、室内と行き来できるテラスやガーデンなどで会場スタッフがお肉や野菜を焼き、歓談中のゲストが自由に取りに行くというスタイル!
あるいは、新郎新婦がテラスやガーデンなどに出向いて自分たちの手でBBQを焼き、切り分けたお肉をゲストに配っていくのもおすすめです★
職場の方や高齢の方など、さまざまな立場や年代の方に参加してもらう結婚式の場合は、BBQを演出として取り入れるスタイルがおすすめ!
どの世代の方も受け入れやすい形でありながら、新郎新婦の趣味嗜好も反映した結婚式ができます。
料理の一品としてBBQ
結婚式の料理にBBQ食材を一品として加えるのもおすすめです。
シェフが丁寧に焼き上げたお肉や野菜をコース料理の中に組み込んだり、焼きたてをお皿にサーブすることで、特別感を演出できます。
また、会場内でシェフが調理を披露し、本格的なBBQ料理をビュッフェ形式で提供するのもゲストを楽しませる演出として人気!
このスタイルなら、幅広い年代や好みを持つゲストにも親しみやすく、サプライズ感を与えるだけでなく満足度も高められます。
ビュッフェ形式であれば、それぞれが好きな食材や量を選べるため、自由度も抜群!!!
さらに、服装に特別な配慮が不要なので、ゲストに負担をかけず気軽に楽しんでもらえます。
結婚式でBBQをするメリットとは?
カジュアルな結婚式のスタイルが広まり、実際にBBQを取り入れた結婚式を実施した方もいます。
BBQウェディングには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
主なメリットを2つ紹介します。
自分たちらしい結婚式の演出ができる
結婚式でBBQを取り入れる最大の魅力は、従来の形式にとらわれず、ふたりらしさを存分に表現できる点です。
「格式ばった雰囲気は苦手」「オーソドックスな進行は避けたい」と考えるカップルには、BBQウエディングはぴったりのスタイルでしょう。
特に、普段からアウトドアやキャンプ、BBQを好んで行っている新郎新婦なら、BBQウエディングはもってこいのスタイル。
緑の中で風を感じながら味わう焼きたてのお肉の格別さを知る2人なら、そのおいしさと楽しさをゲストと共有したいと思うはずです。
それに加えて、ファーストバイトをBBQで焼いたお肉で行ったり、得意のキャンプ飯を取り入れたりと、2人の大好きなアウトドアの要素をたっぷりと盛り込めます。
広々としたガーデンを備えた結婚式場なら、音楽ライブやアクティブなゲームなど、オリジナリティに富んだ演出を企画することも可能です。
参加者の思い出に残りやすい
BBQを取り入れた結婚式は、ゲストの記憶に強く残りやすいユニークな演出が魅力です。
その場で聞こえる焼き音や香ばしい香り、そして焼きたての料理を味わう楽しさが、視覚や嗅覚、味覚に訴えかけ、食事のインパクトを高めます。
本格的なBBQスタイルなら、形式ばらないリラックスした雰囲気のなかで行われるため、ゲストも気負うことなく食事や会話を楽しめるでしょう。
新郎新婦だけでなく、ゲスト同士も自然と距離が縮まり、親密な交流の場にもなりそうです。
2人らしい結婚式のアイデアは、ゲストの心にも刻まれ、後々の話題にもなるのではないでしょうか。
結婚式でBBQをやる際の注意点
結婚式でBBQを実施するうえでは、注意したい点もあります。
ポイントを押さえて計画を立てておかないと、ゲストの思い出に残るどころか、後悔の残る結婚式になりかねません。
結婚式でBBQ企画を考えているのなら、以下の3点に気を配りましょう。
ニオイが服につくので、参加者の服装に配慮
本格的なBBQスタイルの結婚式を計画する際には、ゲストの服装に対する配慮が欠かせません。
BBQの特性上、服に煙や焼き物のニオイが付く可能性があるため、あらかじめ注意を促しておくことが重要です。
通常、結婚式といえば礼服やスーツ、フォーマルなドレスや着物が基本と考えるゲストが多いもの。
何も伝えないままBBQの場に案内してしまうと、驚かせてしまったり、不快な思いをさせてしまうかもしれません。
そのため、招待状や事前の案内にドレスコードやカジュアルな服装を歓迎する旨を明記しておきましょう。
ただし、ドレスコードが「平服」「カジュアルな服装」といった漠然としたものだと、ゲストが何を着て行けば良いか、判断に困ることがあります。
結婚式当日の演出なども踏まえ、以下のように具体的に記しておくと親切です。
- BBQ向き
- スポーツができる服装
- アウトドア用
- 綿のシャツとパンツ
それでもゲストのなかには、勘違いをしてフォーマルなスタイルで来る方もいるかもしれません。
そういったケースを想定し、BBQの焼き場から少し離れた位置にテーブルを設置しておくなど、服装を気にせず楽しんでもらえるような対策も考えておきましょう。
参加者の年齢層などにも配慮
結婚式にどのようなスタイルでBBQを取り入れるかを決める際には、招待するゲストの年齢や立場などにも配慮することが大切です。
ゲストがアウトドアやBBQを好む同年代の友人中心となるのなら、本格的なBBQスタイルの結婚式は大いに盛り上がるでしょう。
しかし、親戚に高齢の方や小さな子どもがいる場合は、本人も周囲の人もBBQが思うように楽しめないかもしれません。
また、アウトドアやBBQの経験があまりない方や、勤め先の上司などは、本格的なBBQスタイルに戸惑うことも。
ゲストの人数や顔ぶれによっては、自分たちで焼くスタイルより会場スタッフが焼くスタイルが向いているケースもあります。
本格的なスタイルが難しそうなら、BBQを結婚式の演出やコース料理の一つに取り入れる形式もおすすめです。
天候への配慮
BBQウエディングを計画するときに心配になるのが天候です。
せっかくおいしいBBQ料理をふるまっているのに、雨が降ってくると台なしになってしまいます。
屋外のガーデンなどを会場に本格的なBBQスタイルの結婚式を考えているのなら、まず悪天候となりやすい梅雨の時期は避けましょう。
都合で時期が選べない場合やどうしても雨天が不安な場合は、天候の変化に対応できるような会場を選ぶのがおすすめです。
屋外中心で進行する結婚式でも、雨天用に室内の会場を確保できたり、屋根付きのテラスを利用できたりする会場なら、安心して当日に臨めます。
BBQで結婚式を盛り上げよう!
結婚式でBBQを行うことは現実的に可能です。
屋外での本格的なBBQスタイルのほか、演出や料理の一部など、さまざまな取り入れ方が考えられます。
注意すべき点として、ゲストの服装や年齢層などの配慮は必要ですが、アウトドアやBBQが好きな2人にとっては、唯一無二のオリジナルな結婚式を実現できます。
BBQならではの楽しい雰囲気や自然の美しさが、参加する全ての人の心に深く刻まれることでしょう。
静岡市にある「サンタアムール エテルニテ」では、緑豊かな森を背景に、施設を丸ごと貸し切りにして結婚式を挙げることができます。
2人の希望やアイデアを最大限に叶えながら、ゆったりとした空間で特別な時間を過ごせます。
BBQも自由にカスタマイズできるので、理想のスタイルで演出が可能です。
結婚式でBBQを取り入れたい方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください!