結婚式場選びや準備を始めてみて「費用が高すぎる!」と、びっくりしたカップルもいるのではないでしょうか。
なぜこんなに結婚式の費用は高いのか、疑問に感じてしまいますよね。
しかし、結婚式の費用が高いのにはちゃんと理由があります。
最終的な見積り額が最初の見積りから100万円も上がったなんてことも!
そうならないためにも、からくりを知っておきましょう。
この記事では、結婚式の費用が高すぎる理由や費用を抑える方法などを紹介します。
結婚式の費用は高すぎる?

結婚式場から見積りをもらっている方なら、すでに費用の高さはわかっているのではないでしょうか。
どの式場もこんなに高いものなのか、費用相場を知っておくことも大切です。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」 では、結婚式にかかる費用の平均は343.9万円でした。
あくまでも平均なので、100万円以下で挙式をしているカップルもいれば、平均よりずっと高い費用をかけているカップルもいます。
費用の内訳で主なものを見ていくと、平均額は次のとおりです!
挙式 |
平均40万円程 |
---|---|
衣装 |
平均50万円程 |
料理 |
平均106万円程(一人あたり2万円前後) |
ギフト |
平均23万円程(一人あたり3,000~1万円程) |
装花 |
平均19万円程 |
挙式のビデオ撮影 |
平均22万円程 |
ウエディングフォト(前撮り) |
平均20万円程 |
ブーケ |
平均3万円程 |
引用元:ゼクシィ「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」
どの項目も選ぶものによって大きく差があり、挙式を例にあげても費用を抑えれば10万程で可能なことも☆
衣装だってドレス一着あたり10万円以下でもレンタルできますよ。
結婚式の規模によっても費用は変わるので、もう少し掘り下げて見ていきましょう!
ゲストの人数で費用相場は変わる
結婚式の費用を大きく左右するのは、招待するゲストの人数です。
ゲストの人数が多ければ多いほど費用はアップします!
ゼクシィが公表している「ゼクシィ 結婚トレンド調査2024調べ」によると、ゲスト一人あたりにかかる費用は平均66,000円。
ゲストを10人招待すれば66万円、50人招待すれば330万円となりますね。
ただし、これは全国平均であり、首都圏が最も高く地方ではもっと安い傾向に☆
家族だけでシンプルに行うなら50万以下でも可能ですよ♪
最初の見積りから100万円アップもある
結婚式場の見学やブライダルフェアへ行くとおおよその見積りを出してくれますが、その見積りをそのまま信じるのは危険です!
最初に出される見積りは、最低限の費用だけが入ったグレードの低いものです。
グレードの低いものでは料理のボリュームが少なかったり、ドレスが好きなものを選べなかったりと、満足ができない可能性も…。
実際にほとんどのカップルが最初の見積りより大幅にグレードアップをしています。
最終的には100万円も額が上がったなんてことも珍しくありません!
最初から高額な見積りを出すと、結婚式そのものを諦めてしまうカップルもいるため、低い見積りを見せることで敷居を低くしているんです。
グレードの低い見積りだと知らずに、契約をしてしまうカップルも少なくありません。
「事前にスタッフが説明してくれないの?」と思うかもしれませんが、もちろん説明はしています。
ただし「ベーシックなプランのお見積もりになっています」と言葉を濁して、さらっと流してしまうケースもあるみたいですよ。
最初の見積りは最低限の基本の料金で、実際には大幅アップもあり得ることを知っておきましょう☆
結婚式の費用が高い理由とは?

結婚式の費用はなぜ高いのか、結婚式という特性上と業界ならではの理由があります。
費用が高い理由は、以下の4つです!
- 提供される素材そのものが高い
- サービス料・人件費がかかる
- 施設の建設や維持に費用がかかる
- 中間マージンが発生する
理由を詳しく解説します。
提供される素材そのものが高い
結婚式で使われるものはほとんどが高級なものです。
料理やドレスはもちろん、会場の装飾や家具なども高いものを使っています。
ドレスもデザインが凝っていて、高級素材のシルクでできたものは定番です☆
ブーケや会場を飾るための生花だって安いものではありません。
一つひとつのものが高級なことが、結婚式の費用が高い理由の一つです。
サービス料・人件費がかかる
結婚式では多くのスタッフが携わります。
式の規模にもよりますが、一つの結婚式に携わるスタッフの人数は100人以上にもなるんです!
料理・装飾・ヘアメイク・サービススタッフ・新郎新婦のアテンドなど…。
全ては挙げきれませんが、スタッフの役割の種類も25〜30種類ほど。
多くのスタッフが式をサポートしてくれるということは、それだけ多くの人件費がかかるということですね。
結婚式の見積りには、サービス料という項目が入っているのが一般的です。
このサービス料というのがおもてなしのための人件費に当てられています。
結婚式の費用が高い理由の一つは、多くの人数が携わっていることなんですね☆
施設の建設や維持に費用がかかる
結婚式の会場や挙式場には、多額の建設費と維持費がかかっています。
豪華で美しい見た目ををキープするためには、日ごろの手入れや定期的な修繕が欠かせません。
館内の清掃はもちろんですが、庭園の草木のメンテナンスも必要です。
老朽化した印象にならないように、外壁や内装は5〜10年ごとに修繕を繰り返します。
特別な一日を華やかに飾るためには、徹底したメンテナンスが必要ということですね☆
結婚式場という特性上、建設や維持には大きな費用がかかり、それが利用者の費用へと含まれます。
中間マージンが発生する
結婚式場で用意される衣装や装花、写真・ビデオ撮影などは、式場外の提携業者に依頼をすることが多く、中間マージンが発生します。
中間マージンとは、新郎新婦と提携業者の間に式場が入ることで、お客様を紹介した紹介料として払うものです。
見積りには「紹介料」という項目はありませんが、衣装代や装花代のなかにこっそりと中間マージンが入っているんです。
通常の代金に中間マージンが上乗せされることで、結婚式の費用が上がってきます。
結婚式の高すぎる費用を抑える6つの方法

結婚式はさまざまな理由で費用が高額になりがちですが「高すぎる!」と思ったら、費用を抑える方法も検討してみましょう♪
無理なく簡単にできるものを中心に、費用を抑える方法を6つ紹介します。
- お得な日程を選ぶ
- 数か所から見積りを取り値引き交渉をする
- 持ち込みの衣装・アイテムを利用する
- 人前式にする
- 少人数の結婚式にする
- 費用をかけるところにメリハリをつける
どのようにすれば高すぎる費用を抑えられるのか、具体的に解説しますね☆
1.お得な日程を選ぶ
まったく同じ内容で結婚式を挙げても、費用が安くなるお得な日があります。
お得な日を狙うなら次の日程選びを検討してみてください!
- オフシーズンに結婚式を挙げる
- 半年以内で予約の空きがある日時を選ぶ
- 仏滅や赤口の日取りを選ぶ
- 夕方以降のナイトウエディングにする
結婚式のオフシーズンは夏と冬です。
気温が暖かい春と秋に挙式をするカップルが多いため、夏と冬の閑散期は料金が安くなる傾向に!
さらに仏滅や赤口は割引を受けられるケースもありますよ。
時間帯は昼よりも夜のほうが安く設定されていることも♪
夕方以降のナイトウエディングは、イルミネーションも楽しめて特別感も演出できますよ♡
また、半年以内で予約の空きがある日程を選ぶと、直前割引が受けられることも多いんです。
日時にこだわりがなければお得な日を選んでみましょう☆
2.数か所から見積りを取り値引き交渉をする
気になる結婚式場はできるだけ多く見て回り、数か所の見積りを比べて値引き交渉をしてみましょう。
値引き交渉をして成功したカップルも多くいるんです。
本命の結婚式場を契約する前には、ほかの式場の見積りを見せて「料金が下がればここで契約したい」と伝えてみましょう。
値引きをして契約してくれるのなら、式場も真剣に検討してくれるはずですよ♪
結婚式の値引き交渉は成功率が高いため、費用を抑える対策にはもってこいです!
3.持ち込みの衣装・アイテムを利用する
結婚式の費用には中間マージンが含まれていることをお伝えしましたが、衣装やアイテムを持ち込みにすれば中間マージンはかかりません。
衣装はインターネット購入で安く手に入れることも可能で、直接レンタル業者を探してもかまいません。
簡単なアイテムやムービー制作などは、自分たちで手作りをするカップルもいますよ☆
注意点として、式場によっては一部持ち込みを制限している場合もあり、持ち込むためには持ち込み料がかかるのが一般的なんです。
持ち込み料とは、新郎新婦が持ち込んだものを式場が管理するための管理費です。
ただし、持ち込み料がかかっても、自分たちで用意したほうが安いケースもありますよ。
もし持ち込みを考えるなら、事前にどれくらいの持ち込み料がかかるかを確認してからにすると安心です☆
4.人前式にする
挙式には種類があり、以下の4つの挙式スタイルがあります。
- 教会式
- 神前式
- 人前式
- 仏前式
このなかでも人前式はほかと比べると安く挙式ができますよ♡
人前式は比較的新しいスタイルの挙式ですが、近頃では取り入れるカップルが増えてきました。
教会式のように牧師や聖歌隊、オルガン奏者などが不要で、参列者が証人となって式を執り行います。
司会者が一人いればOKなので、人件費がかからず費用を抑えた挙式が可能ですよ♪
5.少人数の結婚式にする
費用を大きく抑えるなら、少人数制の結婚式もおすすめです☆
ゲスト人数が多ければ費用も多くかかることは、すでにお伝えしましたね。
ゲストが一人増えるごとに費用も確実に増すことに…。
近年では親族婚や、家族と親しい友人だけを招く少人数制の結婚式が増えてきました。
人数が少ない分、ゲスト一人ひとりのおもてなしに時間をかけることもでき、浮いた費用で衣装をグレードアップすることも可能!
少人数制の結婚式は費用を抑えると同時にメリットもありますね♪
6.費用をかけるところにメリハリをつける
何も考えずに結婚式のプランを立てていけば、費用は際限なく上がっていきます。
二人のなかでここだけは譲れないといった希望もあるでしょう。
譲れない希望は叶えつつ、あまり重視しないところは費用をかけないというメリハリも大切です!
たとえば、会食テーブルに飾る花は豪華にする代わりに、受付には花は置かないなど。
一番重視するものを決めて、それ以降は優先順位を付けておくと良いですね♡
結婚式場契約後の見積り額アップを避けるコツ
最初にもらった見積りが最終的には100万円もアップすることがあるとお伝えしましたが、できれば予想外の出費は避けたいですよね。
契約後に思いもよらない金額に跳ね上がったら、少し失敗した気持ちになってしまうかもれません。
見積りが大幅にアップするのを防ぐために、次の2つに気を付けてください。
- オプション料込みで見積りをもらう
- 見積りを2種類以上出してもらう
詳しい内容を見ていきましょう。
オプション料込みで見積りをもらう
見学時に出してもらう見積りには、二人の希望やオプションは反映されていません。
一般的に使うのが当たりまえに思えるアイテムでも、見積りには含まれていないケースが多いんです!
次のようなものはオプションになっている可能性があります。
- 音響・照明・スクリーンの費用
- 乾杯用のドリンク
- ケーキの装花
- ヘアメイクのリハーサル
- お色直し時のヘアセット
- 新郎のヘアセット
- 式後にヘアメイクを元に戻す費用
- リングピロー
- 両親に贈呈する花束
- 写真・動画撮影
十分にリサーチしておかないと見落としてしまいそうなものばかりですね。
式場によっては、例に挙げたもの以外にも含まれていないものがあります。
当日の式の流れを思い浮かべながら、必要なものは全て契約前の見積りに入れてもらいましょう!
見積りを2種類以上出してもらう
いろいろなパターンの結婚式を想定して、見積りを何種類か出してもらうことをおすすめします。
式場を契約する前の段階では、細かい式の内容がまだ決まっていないことも多く、正確な見積り額を出すのは難しいでしょう。
繰り返しますが、契約前に出される見積りは最低限の費用のものです。
ドレスや料理の衣装をグレードアップしたら、料金がどれくらい上がるのか事前の確認は必須!
装飾を増やそうかと迷っているなら、増やした場合の見積りも作ってもらうと良いですね。
見積りの作り方のコツは次のような感じです☆
- 費用を抑えた場合の見積り
- 優先順位の高い項目だけをグレードアップさせた見積り
- 優先順位の低い項目もグレードアップさせた見積り
例に挙げたように、2~3パターンの見積りを作ってもらうとバッチリです!
「高額になりすぎて後悔した」なんて事態も避けられますね。
2人に合ったすてきな結婚式を挙げよう!

結婚式の費用が高すぎる理由は、高級な素材が提供され、多くの人件費・施設維持費・中間マージンがかかっていることです。
結婚式という特性上やむをえないところもありますね。
高すぎる費用を抑えるための方法も6つ紹介したので、うまく活用しながら二人に合ったすてきな結婚式を挙げてください♡
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