結婚式のシーズンといえば春や秋が人気ですが、冬の結婚式には独自の魅力が詰まっています。イベントと絡めた演出やイルミネーションなど、ほかの季節では味わえないロマンチックな雰囲気を演出できるのが冬ならではの魅力です。
しかし、「寒さが心配」「ゲストの移動が大変そう」といった理由から、冬の結婚式をためらう方も多いかもしれません。
この記事では、冬に結婚式を挙げるメリットや成功させるためのポイント、おすすめ演出アイデアを紹介します。ぜひ特別な結婚式を実現するための参考にしてください。
冬の結婚式は人気がない?
結婚式のシーズンとして人気が高いのは、温暖で安定した気候が魅力の春や秋です。
一方で、冬に結婚式を挙げるカップルは少ない傾向があります。
その理由には、以下のような点が挙げられます。
- 寒さで体調を崩しやすい
- 雪などの悪天候の懸念
- 年末年始と重なる場合はゲストが集まりにくい
そうはいっても、冬は閑散期のため費用が抑えられることや予約が取りやすいなどのメリットもあります。
ゲストに喜んでもらえるようきちんと配慮すれば、冬の結婚式ならではの素敵な一日を演出することが可能です。
冬に結婚式を挙げるメリット
冬に結婚式を挙げるメリットは、主に5つあります。
- ほかのシーズンに比べて費用を抑えられる
- 希望の日程を確保しやすい
- イベントを絡めた演出が楽しめる
- 豊富な衣裳から自分の希望に合ったものを選べる
- 使用できる花の種類が多い
以下で詳しく見ていきましょう。
ほかのシーズンに比べて費用を抑えられる
冬の結婚式は、人気シーズンの春・秋と比べて5~20%程度費用が抑えられることがあります。
その理由として、以下が挙げられます。
- 式場によっては、割引や特典が用意されているから
- 提携している美容室・衣装店・写真スタジオが閑散期であるから
- ゲストが宿泊するホテル・送迎車の交通費も安い時期であるから
冬は式場だけでなく、提携するさまざまなお店の料金も安くなるため、「なるべく費用を抑えたい」と考えているカップルにとってねらい目のシーズンともいえます。
希望の日程を確保しやすい
冬の結婚式は、ゲストへの負担を懸念して避けるカップルが多いため、比較的予約が取りやすいのが特徴です。
春や秋などの人気シーズンでは、1年以上前から予約が必要になることも珍しくありませんが、冬であれば土日や縁起の良い日でも直前に空いている場合があります。
希望する日程がある場合は、早めに式場に問い合わせて確認することをおすすめします。
イベントを絡めた演出が楽しめる
冬は、さまざまなイベントにちなんだ魅力的な演出がしやすい時期です。
冬のイベントに絡めた演出例を一覧でまとめました。
クリスマス | ・クリスマスツリー・リース・サンタクロースなどのモニュメントを設置する ・BGMにクリスマスソングを使用する ・イルミネーション・キャンドル・ランタンにシルバーやゴールドを取り入れる |
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お正月 | ・門松・紅白幕・提灯・生け花・水引飾りで装飾する ・新郎新婦が白無垢・紋付き袴姿で登場する ・ゲストと鏡開きを行う |
バレンタインデー | ・ハート型の風船・ガーランド・ペーパーアートで装飾する ・ブーケに赤やピンクをメインに使う ・デザートビュッフェに、チョコレートフォンデュ・ハート型のケーキやマカロンを用意する |
以上を参考にしながら、ゲストにより喜んでもらえるような演出を検討しましょう。
豊富な衣裳から自分の希望に合ったものを選べる
冬に結婚式をするカップルが少ないこともあり、衣装の選択肢が広がるという点もメリットです。
特に、冬らしい季節感を演出できるドレスは次のようなものがおすすめです。
- ベルベットドレス
- ベロアドレス
- ツイードドレス
- レースドレス
- スパンコールドレス
また、ドレスに合わせてファー素材のボレロやショールを羽織ると、グンと冬らしさを印象付けられるだけでなく、防寒対策にもなります。
衣装はクリーニングやサイズ合わせのため、最短でも2週間程度の予約期間が必要です。
人気の高い春や秋には新作や定番ドレスが早々に予約で埋まってしまうことがありますが、オフシーズンの冬なら、自分の好きなブランドやデザインの中から種類豊富に選べる可能性が高くなります。
使用できる花の種類が多い
本来、冬は花のバリエーションが少ないと思われがちですが、意外にも結婚式で使用される花は種類が豊富です。
以下に、冬の結婚式にぴったりな花を花言葉やおすすめの使用例とともに紹介します。
花の名前(開花時期) | 花言葉(イメージ) | 使用例 |
---|---|---|
クリスマスローズ(12~3月頃) | 私の不安を和らげて、慰め(清楚、可憐、上品) | 純白のブーケチャペルの装花ウェルカムスペースの装飾 |
アマリリス(11~4月頃) | 誇り、華やか、内気(ゴージャス、存在感) | キャスケードブーケメインテーブルの装花ケーキの装花 |
コットンフラワー(10~12月頃) | 優しさ、繊細、温かさ(ナチュラル、冬らしさ) | クラッチブーケゲストテーブルの操作プチギフト |
ラナンキュラス(12~5月頃) | 魅力的、晴れやかな魅力、光輝を放つ(華やか、可憐、上品、フェミニン) | ラウンドブーケフラワーシャワーテーブルの装花 |
スイートピー(12~5月頃) | 不動産所在地の市区町村役場 | 相続者なら取得可能だが、相続関係を証明する戸籍謄本の提示が必要になることがある |
冬の結婚式を成功させるポイント
冬の結婚式は、ゲストに配慮することが欠かせません。
冬の結婚式でゲストが安心して結婚式に参列するためのポイントを3つ紹介します。
ゲストの寒さ対策をする
冬の結婚式では、ゲストが寒さを感じず快適に過ごせる環境づくりが重要です。
寒さへの配慮が行き届いていると、ゲストの満足度が大きく向上します。
たとえば、ゲスト席にひざ掛けやストールを用意することで、寒さを感じた際にすぐ利用できるのでおすすめです。
また、貼るカイロや手持ちカイロを配布すれば、手軽に暖を取ることができます。
さらに、ウェルカムドリンクとしてホットコーヒーやホットティー、ホットチョコレートなどを提供すれば、温かみのあるおもてなしができます。
そのほかにも、以下のような点に配慮すると良いでしょう。
- 暖房設備について式場の担当者と打合せしておく
- 外での演出は天候によって変更できるよう、室内で行うパターンも検討しておく
- 招待状にあらかじめ自身でできる防寒対策をお願いする一文を添える
- アクセスしやすいよう、送迎バスを手配する
これらの工夫を取り入れることで、冬の結婚式でもゲストが心地よく過ごせる環境を作ることができます。
アクセス良好な式場選びを心がける
冬は寒さに加えて、雪や雨による路面の凍結や交通機関の遅延が予想されるため、アクセスの良さを考慮した式場選びが重要です。
ゲストの負担を軽減するためにも、駅から徒歩圏内やアクセスが便利な場所にある式場を選ぶと安心です。
また、天候が悪化した際にもゲストがスムーズに到着できるよう、送迎バスの手配を検討しましょう。
特にお年寄りや小さなお子さん連れのゲストには、移動の負担を少しでも軽減することが喜ばれます。
出席しやすい日程を選ぶ
冬はイベントがたくさんあり、ゲストにとっても忙しい季節です。
なるべく招待するゲスト全員に来てもらうことを考えるなら、クリスマスや年末年始は極力避けるなどのゲストの予定に配慮した日程選びが大切です。
また、日程を早めに確定して招待状を送ることで、ゲストがスケジュールを調整しやすくなります。
余裕を持ったスケジューリングを心がけることで、より多くのゲストに参加してもらえる結婚式になります。
冬の結婚式におすすめの演出アイデア
冬は、たくさんのイベントが目白押しの季節です。
せっかく冬に結婚式をするなら、クリスマスやお正月、バレンタインデーにちなんだ結婚式の演出を考えてみるのも良いでしょう。
以下に、それらイベントをテーマにした演出例を詳しく紹介します。
イルミネーションを使った演出をする
クリスマスやバレンタインなど各イベントをイメージしたイルミネーションで、エントランスやガーデンをライトアップするという手法が人気です。
具体的な演出例として、以下があります。
- クリスマスツリーとイルミネーションを組み合わせる
- 木々などにイルミネーションを巻き付ける
- ウェルカムボードをイルミネーションで装飾する
- 新郎新婦の高砂の背景にイルミネーションを使用する
- 高砂の周辺にイルミネーションで飾られたオブジェを設置する
冬は暗くなる時間が早いため、特に午後からの結婚式では挙式が終わり披露宴が始まるころには、ちょうど外が薄暗くなっている時間帯です。
イルミネーションが暗がりの中に映え、ゲストが来場したときとは全く違った景色が広がるので、そのギャップを楽しんでもらえるでしょう。
テーブルコーディネートにキャンドルライトを利用する
テーブルコーディネートにキャンドルライトを取り入れると、温かみのある柔らかな光が会場を包み込み、冬の寒さを和らげる雰囲気を演出できます。
キャンドルの色やデザイン、配置の仕方によって、会場の雰囲気に個性を加えることができ、新郎新婦らしさを表現するのにも最適です。
キャンドルを設置するだけで、会場全体を幻想的でアットホームな雰囲気にすることができるので、新郎新婦とゲストとの絆をよりいっそう深められるような感覚にもなれます。
スノーマシーンで雪を降らせる演出をする
スノーマシーンを使用できる会場であれば、冬ならではの幻想的で特別感のある演出が可能です。
新郎新婦の入場やケーキカット、両親への手紙の朗読など、感動的なシーンに合わせて雪を降らせることで、会場全体がロマンチックな雰囲気に包まれます。
また、冬にふさわしい音楽と組み合わせることで、より一層ドラマチックで魅力的な空間を演出することができます。
クリスマスやバレンタイン風のプチギフトを贈る
冬の結婚式では、季節感を取り入れたプチギフトが人気です。
冬らしさを感じられるプチギフトには、以下があります。
- ハンドクリーム
- リップクリーム
- 入浴剤
- 紅茶
- ココア
- 焼き菓子
- チョコレート
- スノードーム
- キャンドル
たとえば、クッキーや焼き菓子にクリスマスツリーやリースのデザインをプリントしたり、バレンタインにちなんだハートや雪だるま型のアイテムを選ぶのもおすすめです。
それぞれのイベントに合わせたプチギフトであれば、冬の特別感をさらに引き立てます。
また、ラッピングにも工夫を凝らし、赤や緑といったクリスマスカラーやゴールド・シルバーのリボンを使用することで、見た目も華やかで季節感を演出できます。
かわいらしい包装にすれば、より一層喜ばれることでしょう。
冬にぴったりな料理メニューでおもてなしする
冬の結婚式には、旬の食材を活かした温かい料理がぴったりです。
たとえば、以下のようなメニューはゲストの心と体をしっかり温めてくれるでしょう。
- スープ
- シチュー
- グラタン
- 鍋
特に、冬が旬の牡蠣を使った濃厚なグラタンや、カブ、サツマイモ、白菜といった秋から冬にかけて旬を迎える野菜をたっぷり使ったポトフは、季節感があり人気が高いです。
盛り付けやお皿にもこだわって、「見ても楽しい、食べてもおいしい」料理にすれば、ゲストに喜ばれるおもてなしになります。
冬ならではの結婚式で特別な1日を演出しよう!
この記事では、冬に結婚式を挙げるメリットやおすすめの演出などを紹介してきました。
冬の結婚式を成功させるためには、ゲストの負担にならないように事前の準備が何より大切です。
静岡市にある「サンタ・アムール エルテニエ」は、緑豊かな森に囲まれた美しいロケーションが魅力の結婚式場です。
1日1組限定で利用できるため、新郎新婦だけでなく、ゲスト全員がリラックスしてアットホームな雰囲気のなかで式を挙げられます。
サンタ・アムール エルテニエでは、冬ならではの特別感を演出できる、季節感を大切にした装飾や温かい料理メニューを提供しているのもポイントです。
たとえば、イルミネーションやキャンドルライトを活用した幻想的な空間作りが可能で、ロケーションや建物を活かした演出ができます。
また、料理はフルオーダーが可能です。
新郎新婦の想いを込めた特別なメニューを提供することで、ゲストの記憶にも残る贅沢なおもてなしが実現します。
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経験豊富なスタッフが、新郎新婦とゲスト全員の笑顔があふれる結婚式をサポートします。